生活指導員の責務
背景
技能実習に携わる方の大半が技能実習計画通り、違法行為なくこの制度を利用されていますが、残念ながら失踪や事件事故の報道は後を絶ちません。
言葉や文化、生活様式等母国とは異なる生活環境下、技能実習生の視点では、日本で社会生活を送ることは簡単ではないでしょう。
それらの不安を和らげ、職場や生活に馴染むことができるように配慮し支援、相談応対する役割を担うのが生活指導員です。また日本人の同僚や先輩、また上司が同様に不安の芽を摘めば、安易に失踪には走らず、有意義に満期を送ることができると信じています。病気や事故、近隣トラブル等生活一般においても、生活指導員が親身に寄り添い常に信頼関係を維持していただきたく存じます。
役割
技能実習生の生活状況を把握した指導に加え、職場や生活するうえで相談に乗る等して、社会生活に馴染み、技能実習に専念できる環境作りを行います。隠れて暴力やいじめにあってるケースも想定される為、失踪を含めた問題を未然に察知し防止することが求められます。先ずは、いち早く日本の生活・職場に馴染むことができるようサポートをお願いいたします。
選任の条件
技能実習生を生活面から直接指導する必要があることから、技能実習を行わせる事業所に所属して勤務する方を選任します。
ただし、欠格事由に該当する者、過去5年以内に出入国又は労働に関する法令に関し不正又は著しい不当な行為をした者、未成年者を選任することはできません。